ウェットキャットフードの選び方

ペットコーナーにずらっと並べられたウェットキャットフード、どれを選んだらいいのか迷いますよね。値段で選ぶか、品質で選ぶか、猫の嗜好性で選ぶか、選択方法はいろいろあると思います。ウェットキャットフードを選ぶときの参考に、それぞれの特徴を調べてみました。

手作りと同じくらいのレベルの自然食プレミアムフード

プレミアムフードと格付けされているものです。素材は肉や魚のみで、添加物は使用していません。メーカーによっては、オーガニックの添加物がありますが、自然由来のもののみです。

素材にも各社独自のこだわりがあり、冷凍してある肉は使わない。鮮度のいいものしか使わないなど、明記されています。

種類もさまざまで、鳥肉ですと七面鳥、鴨などが使われています。また肉は馬、子羊、鹿、猪と、猫のフードとは思えないほどの肉類が使われています。

プレミアムフードの難点はやはり値段です。キャットフードの中でも、かなり高額の部類に入りますが、添加物のない自然なものをあげたいというこだわりがあるのなら、ぜひ使いたいフードです。

主食にするなら『総合栄養食』

ウェットキャットフードは水分がたっぷりなので、水をあまり飲まない、腎臓に問題のある猫にも向いています。

けれどウェットキャットフードは、カロリーが低めなので、健康で活動的な猫には、規定量より多めに与えないと、栄養面を補えません。

製品を選ぶときには、『総合栄養食』の確認だけでなく、成分表示をよく見て、タンパク質の含有量と製品1つでどれだけのエネルギーがとれるか確認しましょう。

健康な体重4キロの猫の、1日に必要なカロリーは280kcalです。

『一般食』特売に惑わされない

ホームセンターのペットフードコーナーなどに、ときどきとんでもなく安いウェットキャットフードの缶詰が積まれていることがあります。メーカー名はほとんど知らないもので、生産国は外国になっています。

成分表記を見ると、『魚類ミール』『肉ミール』などと書かれています。これらは新鮮な素材ではなく、精肉加工される前にすでに死んでいた動物や、腐敗が始まった魚類などを原料にしている可能性があります。

これらの原料は、薬品消毒の後に洗浄され、高温処理したから安心ですと、製造者はいっています。けれど原料の不安さだけでなく、添加物もかなり使われているので、日常食とするのはおすすめできません。

国産表示の『一般食』おすすめは魚

以前のウェットキャットフードは、マグロやカツオの血合い、人間の生食に向かない部分を加工して、猫缶にしていました。そのため猫缶というと、中身は赤く生臭いというイメージがあったのです。

理想的なフードではあったのですが、やはり見栄えがよくないと思われたのでしょうか、最近のウェットキャットフードの大半は、白っぽい身の部分だけが使われています。

日本は周囲を海に囲まれ、新鮮な魚に恵まれています。マグロやカツオだけでなく、アジや白身魚なども、フード原料に使われるようになりました。

国産、添加物無添加、魚の名前(カツオ・アジなど)など、明記されているウェットキャットフードは、おすすめできるフードです。

参考URL
体質によるキャットフードの選び方
http://www.sandiegoperforms.com/about.html