ウェットキャットフードの特徴
ドライキャットフードは、水分含有率が10%未満ですが、ウェットキャットフードは50%以上の水分を含んでいます。猫はあまり水を飲まないので、水分がとれるウェットキャットフードは、理想的な食事といえます。
猫の嗜好性は高いのですが、ドライキャットフードと違って、カリカリと噛むことがありません。噛むおもちゃで遊ばせたり、まめに歯磨きをするなどして、口腔内の手入れが必要です。
ウェットキャットフードの種類
ウェットキャットフードは、さまざまな形状で販売されています。どういった形状がいいのか、購入するさいの参考にしてください。
スープタイプ
レトルトパウチで売られているものがほとんどです。水分は75%から90%で、舐めるだけで食べられますから、噛む力のなくなった老猫や、栄養が足りない子猫、病気療養中の猫などに向いています。
成猫に食事として与えるには、1袋あたり物足りない量なので、ドライキャットフードのトッピングに用いるか、おやつであげてください。
ムースタイプ
プラスチック容器か缶詰で売られています。魚や肉の食材が、完全に溶けたムース状態になっています。高齢猫や子猫向きです。
成猫も喜んで食べますが、満腹感はあまりないようです。やはりトッピングに利用したほうがいいでしょう。
水煮タイプ
魚、肉などを水煮して、細かく砕いたタイプです。レトルトパウチ、プラスチック容器、缶詰で売られています。
欧米ではドライキャットフードが登場するまで、安価な魚の缶詰がキャットフードの主流でした。当時、日本国内で消費されることはほとんどなかったのですが、欧米向けの輸出品として、キャットフードの缶詰が作られていたのです。
現在ではウェットキャットフードの主流は、このブロークンタイプです。値段も容量もさまざまですが、ドライキャットフードよりは割高になるものが多くなります。
保存状態がよければ、長期間の保存が可能なので、まとめ買いに適しています。
開封したらすぐ与える
ドライキャットフードと違って、開封するとすぐに雑菌が繁殖します。猫に与えるときも、食べ残しのないよう、毎回、食べきれる量をあげてください。夏場はとくに腐敗が早いので、食べ残したものは毎回処分するようにしましょう。
食べへ切れない分は、必ず冷蔵庫で保存してください。開封してから、2日以内に食べ終えるようにしましょう。
参考URL
ウェットキャットフードの特徴
http://www.machine-room.org/
ウェットとドライフードの違い
http://kinen.main.jp/eu.html