ウェットキャットフード・一般食
『一般食』とは、素材をそのまま水煮しただけのウェットキャットフードです。それだけ与えていれば十分なように思えますが、そうでもないのです。
自然界で生きる猫科の動物は、餌となる動物の内臓から骨まで食べます。柔らかくておいしい肉の部分だけでは、自分たちの栄養素が足りないことを知っているからです。
猫もキャットフードが与えられる以前は、野山で鼠やトカゲなどを捕って食べていました。これらの小動物に含まれている自然の栄養素が、きれいなフレークのウェットキャットフードにはないのです。
『一般食』の与え方
『総合栄養食』と同じ要領で、一般食だけ与えていては栄養不足になります。
たとえれば『総合栄養食』が、肉と野菜を入れて煮込んだおかゆなら、『一般食』は肉だけのスープのようなものです。
嗜好性が高いので、猫は喜んで食べますが、ドライキャットフードの『総合栄養食』を混ぜたりして、栄養補給をしなければなりません。
製品の値段としては、『総合栄養食』のウェットキャットフードより安めです。コストパフォーマンスでフードを選ぶような人は、内容も確認せず『一般食』の缶詰など大量買いしてしまうのではないでしょうか。
『総合栄養食』のウェットキャットフードは高額製品が多いので、たまにご褒美であげようと思っているなら、その金額でドライキャットフードを買うことをおすすめします。
何日かに一回『総合栄養食』で栄養を補うのではなく、毎日の食事できちんと必要な栄養素をとったほうがいいのです。メインのフードはドライキャットフードに切り替え、『一般食』のフードは、トッピングとして利用するようにしましょう。
どうしてもウェットキャットフードだけで育てたいなら、『総合栄養食』の表示のあるフードを選ぶべきです。
種類の多さでは『一般食』が一番
使用している原材料の種類から、パッケージの種類、さまざまな値段設定など、『一般食』はバリエーションが豊富です。
トッピングとして与えるなら、同じフードだとすぐに飽きてしまうタイプの猫には、選択肢が多くて助かります。
いつもはドライキャットフードだけの猫も、食欲がなかったり、フードに飽きた様子でしたら、ウェットキャットフードを足してあげましょう。喜んで食べてくれるはずです。
(参考)
キャットフードに含まれているもの
http://xn--nck1bpe3d4d0i.ws/15.html